市場動向に左右されない株主優待やNISA限度額

上海株の急落をきっかけに、世界的な株価の暴落が起こりました。アメリカの利上げ観測もニューヨーク株の潜在的不安要因になっています。東京市場もこのような外部要因に無関係とはいかず、海外投資家の換金売りも加わり、連動安となってしまいました。市場動向が上向きの時はよいのですが、いったん下落基調に転じると、株式投資のリスクが改めて認識される結果となります。NISA(少額投資非課税制度)の導入で、個人投資家が増えつつあっただけに、この急落で再び株式投資のリスクだけがクローズアップされてしまうのは残念なことです。そのような市場動向の中にあって、注目されるのが株主優待株の値動きです。相場全体が急落する過程でも、株主優待の実施企業は相対的に下落幅が小さかったようです。株主優待を実施している銘柄は、配当と優待品のWで利回りが構成されており、株価が下落すれば総合利回りがアップするため、強力な下値支持要因となります。評価損の限度額がある程度想定できることで買い安心感があるのでしょう。あれだけの業績悪化があった日本マクドナルドが、思ったほど株価が下落しないのも、ひとえに人気優待株として個人投資家の買いが支えているからといえそうです。NISAで限度額まで優待株を購入すれば、市場動向に左右されず、配当と優待品でかなりの高パフォーマンスが期待できます。目的の銘柄が決まっている投資家は、相場が下落した時を買いのタイミングととらえ、買いコストを下げる戦法も可能です。株数を増やすにも相場の急落はむしろ有利とさえいえるのです。特にNISAをきっかけに株式投資を始めた方は、NISAの限度額をうまく利用して、優待株投資で安定した収益をあげてほしいものです。

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